マルウェア不正通信ブロックサービス自動適用開始について

平素は松本インターネットサービスをご利用頂き誠にありがとうございます。

この度、松本インターネットサービスではインターネット接続サービスの利用者を対象に2017年10月より『マルウェア不正通信ブロックサービス』の提供を開始します。

松本インターネットサービスのネットワークで、お客様のPC等がマルウェア(※1)に感染したことにより発生するC&Cサーバ(※2)への通信を検知し、自動的に遮断するサービスです。C&Cサーバへの通信を遮断することでインターネットバンキングの不正送金等のマルウェア感染による被害を軽減し、より安全にインターネットをご利用頂くことが出来ます。

お申し込み手続き及び設定等は不要で、対象サービスをご利用のお客様全てに無料で提供します。

※1:マルウェア:悪意のあるソフトウェア(ウイルス等)の総称。コンピュータに感染し情報搾取や遠隔操作を行うプログラム。

※2:C&Cサーバ(command and control server):悪意のある第三者が管理し、マルウェアに感染した端末に指令を出すサーバ

サービス概要

マルウェア不正通信ブロックサービスとは

マルウェアとC&C(コマンド&コントロール)サーバの通信を遮断することで、感染しても悪用されない」環境をつくる機能です。

【通常のインターネット接続サービス】

  1. 標的型攻撃メールの添付ファイルをクリックする。
  2. マルウェアがインストールされる。
  3. マルウェアはC&Cサーバを見つけるためにDNSサーバに問い合わせ(DNS Query)を実施。
  4. DNSサーバが問い合わせに回答。
  5. マルウェアがC&Cサーバに接続。以後、C&Cサーバの指示で活動。
  6. 情報流出事故に発展する場合がある。

malwareblock-off

 

【マルウェアブロッキング機能を利用した場合】

  1. 標的型攻撃メールの添付ファイルをクリックする。
  2. マルウェアがインストールされる。
  3. マルウェアはC&Cサーバを見つけるためにDNSサーバに問い合わせ(DNS Query)を実施。
  4. DNSサーバが問い合わせをリストチェックし、リストにあれば回答をブロック
  5. マルウェアはC&Cサーバを見つけられず、以降活動ができない。
  6. 情報流出事故を防ぐ(場合がある)。

malwareblock-on

 

 

注意事項

・本機能は対象サービスに対して自動的に適用される為、お客様によるお申込みや端末(PC等)の設定は不要です。(DNSを自動取得もしくは松本インターネットサービス指定の参照DNSをご利用の場合)

・松本インターネットサービス指定の参照DNSをご利用にならない場合は本サービス適用対象外となります。

・本サービスのご利用を希望されない方は端末の設定変更により非適用とすることが可能です。

・本サービスはPC等の端末がマルウェアに感染することを防ぐサービスではありません。

・全ての悪意ある通信を遮断できるとは限りません。

・松本インターネットサービスは、本サービスの適用によって、お客様のインターネット通信の利用に何らかの不利益が生じた場合によっても、責任は負いません。

・松本インターネットサービスは本サービスの適用によって検知及び通信の遮断の完全性を保証するものではなく、この検知に従い発生する損害については責任を負いません。

この自動適用に伴い【松本インターネットサービス契約約款】についても変更がございますので、そちらも併せてご確認ください。