世界各国で被害が発生している大規模サイバー攻撃について
世界各国で被害が発生している大規模サイバー攻撃について
2017年05月12日頃より世界中でランサムウェア(※)に関する被害が報道されています。
日本国内でも確認されており、コンピュータが使用できない等の深刻な被害が発生する可能性があります。
ランサムウェアの感染を防ぐ為、以下に挙げる対策を取って頂きますよう強く推奨いたします。
※:ランサムウェア「Ransom(身代金)」と「Software(ソフトウェア)」を組み合わせた造語。感染したパソコンに特定の制限をかけ、制限解除と引き換えに金銭を要求する不正プログラムのこと。
対策
1:不審なメールの添付ファイルを開封したり、リンクへのアクセスをしない
ランサムウェアは、多くの場合メールを通じて感染します。
不審なメールを発見した場合は添付ファイルやURLリンクにはアクセスしない様にしてください。
また、今回のランサムウェアに日本語が使用されていたとの情報もあります。
日本語で書かれたメールから感染する可能性もある為、注意してください。
2:OSを最新の状態に更新する。
今回のランサムウェアはWindowsの脆弱性を利用しているとのことです。
最新バージョンではこの脆弱性は修正されている為、Windowsを最新の状態に更新することにより被害を防ぐことが出来ます。
また、影響を考慮し、Microsoft社からWindowsXP/8及びWindowsServer2003の修正パッチが公開されています。本来これらのOSはサポートが終了している為、上記パッチの公開は例外的な対応となります。
これらOSをご利用の場合、早急にサポート中のOSに移行することを推奨いたします。
3:ウイルス対策ソフトの定義ファイルの更新
各ウイルス対策ソフトウェアをアップデートしてください。
以上
補足事項
今回のような攻撃に対する対策サービスも併せてご参照ください。
1.標的型攻撃対策訓練サービス
標的型攻撃とは、主に電子メールを用いて特定の組織や個人を狙う手法です。
標的型攻撃を知り、対応を知ることで被害を最小限にすることが可能。
そのためには標的型攻撃対策訓練が必要不可欠です!
2.Email Security あんしんプラス
メールに起因して侵入する不正プログラムやスパムメール、フィッシング詐欺対策を実現します。さらに標的型メールやランサムウェアなどの新たな脅威はクラウドサンドボックス機能により発見し対処できます。